Chatpter.1 - オブジェクト指向とは
オブジェクト指向とは
オブジェクト(Object) とは、「物」という意味です。
suspicious object (サスピシアス・オブジェクト) で「不審物」といいます。(関係無い)
現実にある「物」の構造の様な、現実の要素を参考にプログラムを構築していきます。
プログラムの構築のしかたは、大きく3つに分類されます。
- 手続き型
- プログラムは先頭から順に実行されていきます。
従来の書き方です。 - 関数型
- 機能の1つ1つを関数に分類し、関数に引数を与えて実行していく構造です。
「関数(の機能)」が中心となり、値の受け渡しをして処理されます。
メインプログラムから関数に引数を与えて指示をし、関数の中から更に関数を呼び出しあいながらプログラムが実行されていきます。 - オブジェクト指向 (クラス型)
- 『値』が中心となり、値を操作するための機能(メソッド)を使って値が操作されていきます。
手続き型、関数型で散乱しがちだった値を一括管理することができるようになります。
詳しくは追々説明していきます。
オブジェクト指向を本やネットで学ぼうとすると、大概『車』や『ゲーム』など身近にある「物」に例えて説明されています。
しかし、プログラムの!オブジェクト指向の!ことを知ろうとしているのにいきなり車の話されても困りますよね。しかも全然伝わってこないし。
理由は様々ですが、オブジェクト指向は多くの人がつまづきます。わからなすぎて習得を諦める人もいるようです。
オブジェクト指向の構造は手続き型と比べると大きく異なります。
そして追及していくと奥が深くて完成形がありません。哲学を超えて、もはや芸術です。
そんな姿形が定まらないオブジェクト指向の全貌を掴むことではなく、まずは『ピンとくる』くらいを目標にして説明を進めていきます。
『オブジェクト指向とは』の説明にも届かない内容になってしまいました。あせらないあせらない。