Chatpter.1 - そもそも次元とは?
コンピュータは低次元
「空間を表す単位」とされていますが、コンピュータに空間はありません。
コンピュータの世界で指す「次元」の定義は別物と考えてください。
コンピュータに存在する次元は、簡単に言うと次のようなものです。
- 一次元
- 0 と 1。デジタル。
この一桁の単位を「ビット(bit)」と言います。
一次元は1ビットです。
プログラムでは、「1つの値」が一次元です。
0
123
'次元大介'
- 一次元配列 (添字が1つ)
- 一次元が連なったもの。一次元リストなど。
[0, 1, 1, 0, 1]
[1]
- 二次元配列 (添字が2つ)
- 一次元配列の配列。
[[0, 1], [1, 0, 1], [1, 0]]
[[0], [1]]
[[0]]
- 三次元配列 (添字が3つ)
[[[0, 1], [1, 0]], [[1, 0], [0, 1]]]
この 0 か 1 のところを数値や文字列に置き換えたものが、今まで扱ってきたリストの形になります。
リアルでは三次元になって初めて「立体」と呼ばれますが、コンピュータは一次元の「粒」も立体と考えてください。
この一次元の「粒」の集合体がコンピュータの世界なのです。
黒い粒(0)も白い粒(1)も粒は粒です。
スモモもモモもモモはモモです。
箱を並べたり積み重ねたりする感じに似てますね。😺
※ 実質、四次元・・・五次元・・・と続けられなくもないですが、まず使わないと思います。😅
※ 「配列」とは、1つ1つの場所が隣接して列になっているものです。リストの要素みたいに。
ただし厳密には配列(array)とリスト(list)は異なるものです。