Chatpter.1 - 文字列とリストとの違い
文字列の特徴
文字列は
'
や"
で囲われた文字列が1つの値になります。リストのほうは「要素」が0個以上の集まりになっていて、「要素の値」を書き換えることが出来ます。
文字列は、値の一部分だけを指定して書き換えることはできません。
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文字列の一部分を書き換えようとすると・・・
name = '天使のぼる' # 誰? name[3] = 'え' # 'ぼ' を 'え' に書き換える print(name)
Traceback (most recent call last): File "Main.py", line 2, in <module> name[3] = 'え' # 'ぼ' を 'え' に書き換える TypeError: 'str' object does not support item assignment
リストと同じやり方で書き換えようとしてもエラーが出てしまいます。
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一部分を書き換える代わりに、変数の値をまるごと更新します。
name = '天使のぼる' name = '天使のえる' # 値をまるごと新しくする print(name)
天使のえる
どうしてもリストみたいに値の一部分だけを書き換えたい場合、Chatpter.5 の中の「文字列の一部分だけを書き換える」でそのやり方を紹介します。
また、特定の文字を別の文字にゴッソリ書き換えたい時などは「Chatpter.2 - メソッド」の .replace() で書き換えることも出来ます。
しかし、文字列はリストのような柔軟さはありません。
必ず決まったルールの下で扱うことになります。
リストよりも単純に見えて、何かしようとすると制限が多くて扱いにくいのが文字列の難点です。