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数式と比較式と代入文

式がどういうものなのかがわかるようになります👍

Chatpter.1 - 数式とは

数式とは

  • 10+20 とか 3×(1+2) とか、そういうのです。

  • 「計算式」と言い換えてもいいです。つまり算数や数学で使ってたアレです。

  • Excel経験者なら言うまでもなかったですね。そんな方はこのページ全部読み飛ばしていいです。

  • 数学とかニガテでも全然へいき。「最初にしるべき4つのこと」でやった「演算子」がわかれば大丈夫。

  • でもわからなくても大丈夫。

  • 算数や数学がわからないとプログラミングできないのではなく、プログラミングすることによって自然に算数や数学が身に付いていきますから。

  • ちなみに数式の説明は、一行目のアレで済んでます。以上。

Chatpter.2 - 比較式とは

比較式とは

  • x>y とか xy とか、左と右を比べて評価することです。

    比較式 意味
    A == B A と B は 等しい
    A >= B A は B 以上
    A > B A は B より大きい
    A <= B A は B 以下
    A < B A は B 未満
    A != B A と B は 等しくない

    を比較したとき、

  • 式のとおりなら ---> 真 (True)
    違うなら ---------> 偽 (False)

  • これが『評価ひょうか』です。私、気になります!

  • この TrueFalse が、最終的な「」となります。
    (まだ意味がわからないかもしれませんが、重要です😓)

  • TrueFalse は、それぞれ「トゥルー」「フォールス」と一般的に読まれています。

  • ちなみに TrueFalse も「bool型」の値です。

  • boolは「ブール」と読みます。

  • TrueFalse は値なので、変数に入れることもできます。

  • TrueFalse は、文とかの条件式で必要になります。

  • けど今は TrueFalse の単語だけ覚えておいてくださいね。すぐにわかるようになります。

Chatpter.3 - 代入文とは

代入文とは

  • その名のとおり、値を「代入する文」のことです。

  • x = 1 とか y = 5 とかです。すでに何度も使ってきましたね。

  • 代入する時、数式を使って計算してから、その値を代入することもできます。

    x = 3
    y = 5
    
    a = x + y       # 3 + 5 = 8
    b = x * y       # 3 x 5 = 15
    c = x * (y + a) # 3 x (5 + 8) = 39
    
    print(a)
    print(b)
    print(c)
    
    8
    15
    39
  • 変数の値を直接増やしたり減らしたりすることもできます。

  • こういうことです

    x = 0
    x += 1
    print(x)
    
    1

    y = 3
    y -= 1
    print(y)
    
    2

  • x += 1 y -= 1 というのはもともと、

    x = x + 1    # x に 1 を足して x に入れなおす
    y = y - 1    # y から 1 を引いて y に入れなおす
    

    と書いていた形を簡単にしたものです。

  • どちらの書き方でも同じく計算できます。

  • 簡単にしたこの書き方は他にもあります。

  • 記号 -
    += 足し算など (+) x += 1 y += 5
    -= 引き算など (-) x -= 1 y -= 5
    *= かけ算など (×) x *= 3 bar *= 15
    //= 割り算の商 (÷) x //= 3 y //= 10
    %= 割り算の余り (mod) x %= 2 y %= 10
    **= 累乗るいじょう・べき乗 (2n) x **= 2 y **= n

  • 他にもありますが、「この記号のもこの書き方できるんじゃないかな?」と思ったものはたいていできたりします。

  • 文字列でも使えます。

    s = 'サザンが' + 'クロス伝'
    
    s = 'サザンが'
    s += 'クロス伝'
    print(s)
    
    サザンがクロス伝

    s = '逃げちゃだめだ' * 3
    
    s = '逃げちゃだめだ'
    s *= 3
    print(s)
    
    逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ

  • いずれも 文とあわせて使うと真価を発揮します。

  • 非常によく使う手法なので、この後も頻繁に使っていきます。

  • なので、意味さえわかれば問題なし!

Chatpter.4 - 式が化ける

式が化ける

  • 化ける」って雑な言い方に聞こえますが、普通に使われる言葉です。

  • 説明するより、流れを見たほうが早いです。

    a = 3
    b = 5
    c = a + b
    print(c)
    
    a = 3
    b = 5
    c = 3 + 5
    print(c)
    
    a = 3
    b = 5
    c = 8     # 3 + 5 が 8 に化けて c に代入
    print(c)
    
    8
  • 3 + 58 という値に化けて(変化して)います。

  • プログラムはこういうことを、見えないところでたくさん行なっています。

  • さきほどやった比較式も同じように化けます。

    a = 3
    b = 5
    
    if a < b:
        print(str(a) + 'は '  + str(b) + ' より小さいです。')
    
    a = 3
    b = 5
        
    if 3 < 5:    # 3 は 5 より小さい?
        print(str(a) + 'は '  + str(b) + ' より小さいです。')
    
    a = 3
    b = 5
    
    if True:    # 条件式のとおりなので True に化けた
        print('3' + ' は ' + '5' + ' より小さいです。')
    
    3 は 5 より小さいです。

  • str(a)str(b) の部分も化けてこうなります。

  • aint だから、それを str に変換して・・・」という考え方をします。

  • こういった見えていないところの実際の動作を想像する力があると捗ります。

  • なぜ TrueFalse がだいじなのか。そして 文の詳しい使い方は、この後すぐに説明します!